呼吸の話 ③ アヌロマヴィローマ

 

今日は、クラスでよく行う呼吸法「アヌロマヴィローマ」についてご紹介します😊

右、左と交互に鼻孔を閉じながら行う呼吸法で、終わった後はとても清々しく、落ち着いた穏やかな気持ちになります。
まずは主な効果をまとめて見ていきましょう😊


【身体的効果】 
・自律神経を整え、心身のバランスを整える。 
・呼吸器、気道の浄化。不純物や粘液質を取り除く。 
・血液の循環を促進し、全身へ酸素を届ける。 
・消化力の向上、血中コレステロール値改善。 
・集中力UP。脳を刺激して働きを良くする。 
 
 
【ヨガ的側面から見た効果】 
・身体の陰陽のエネルギーバランスを整える。 
・ナディーの浄化。プラーナが流れやすい状態に整える。 
・上級のプラーナヤーマに向けた身体の準備。 
・瞑想の準備。


そもそも人の呼吸は、約90分で主に呼吸する鼻が右、左と、自動的に入れ替わります。
 
この、左右の気道はそれぞれプラーナの通り道、ナディーと繋がっています。
 
左の呼吸の流れを「イダー」といいます。月の気道とも言われ、陰、冷たい性質を持っています。リラックスしている時に優位になり、身体的には副交感神経に対応しています。
 
右の呼吸の流れは「ピンガラー」、太陽の気道と言われます。陽、熱の性質を持っています。交感神経に対応しており、身体を活性化します。
 
アヌロマヴィローマはこの2つの均等な呼吸、プラーナの流れのバランスを整えることで、心と身体を繋ぎ快適な状態に導きます。

この自然なリズムが崩れると、“疲れているのになかなか寝付けない”、“頑張りたいのにやる気が出ない”、など自分の心と身体がバラバラに感じられる原因になります😣


最後に両方の鼻から吸った時の、スーッと呼吸がとおっていく瞬間はとても心地よく、澄んだ気持ちになります。

一緒にクラスで練習していきましょう😊