心を映す鏡


今回は本のご紹介です。

「原因」と「結果」の法則
                                 ジェームズ・アレン   著

100年近くに渡り、世界中の多くの人々に読まれている自己啓発本です。ご存知の方も多いかもしれません。

自己啓発本の元祖とも呼ばれ、後の多くの成功哲学者に大きな影響を与えています。


作者はイギリス出身で、お父様を早くに亡くされ、様々な職に就きながら、38歳より執筆活動に専念しています。苦労多き方でした。
作家として活動したのは短く、彼が亡くなるまでの9年間だけです。この作品は、彼が残した19作品のうちの2作目で、代表作です。


彼がこの本で繰り返し述べているメッセージはこの様なものです。


自分の「思い」が人生の全てをつくる。
私たちは心で考えた通りの人間になる。
さらに、自分を取り巻く環境は自分の心を映す鏡である。
だから心の手綱をもち、心をコントロールする事が大切。
 

非常にヨガ的な考え方だと思います。
ヨガを学んでからこの本を読み直した時、これはヨガのフィロソフィーそのものだと思いました。
ヨガでも、「あらゆる事はまず、心の中でつくられる」という教えがあります。
その為に心や身体を清めるのです。


私がこの本を手にしたのは、今からもう15年ほど前です。上手くいかないことを環境のせいにしていた自分には、ちょうど良い、出会うべくして出会った本でした。

これまで、これほど繰り返し読んだ本はありません。
上手くいっている時、上手くいかない時、人生の法則を確認するように、立ち止まって読んできたのだと思います。
シンプルなので、どんな時にも心に響きます。


読みやすい、簡潔な文章でまとめられており、30分ほどあれば読み終えられるようなボリュームです。


よかったら手にとってみて下さい😊