呼吸の話④ カパルバティ

「カパルバティ」

サンスクリット語で「光り輝く頭がい骨」という意味を持つ呼吸法です。呼吸法でありながら、「シャッカルマ」という6つの浄化訓練の一つでもあります。

方法や効果を見て行きましょう。

お腹に瞬間的に力を入れ引き締めて、鼻から強く息を吐き出します。そして、お腹の力を緩めることで自然に空気を肺に取り入れます。

最初はゆっくりと15回を2セットくらいから、慣れて来たら回数を増やしたり徐々にスピードを上げ、途中にクンバカ(止息)、バンダ(引き締め)を取り入れます。

安全に練習を行うためには腹式呼吸のマスターが大切です。クラスで行う際、途中息苦しさや胸のつまりなどの不快感がある時には、焦らず腹式呼吸の練習に切り替えてみましょう。

強制的に強く息を吐く事で、肺の下部に溜まっている汚れた空気を換気することが出来ます。普段の呼吸では吐き切ることが出来ないところまで吐き出します。
そして、酸素を含んだ新鮮な空気を取り入れます。

身体の酸素濃度が上がり、頭脳は明晰に、集中力が高まります。

呼吸器系全般が浄化され、後に行うアーサナ、プラーナヤーマの効果を高めます。
ナディの詰まりを取り、プラーナが全身を巡りやすくします。

また、お腹の深部の筋肉が鍛えられるのでウエスト周りの余分な脂肪を取り除く効果もあります。

内臓の働きも良くするので、消化力をアップしてくれます。

クラスの中で積極的に取り入れて行きたいと思います。出来ているかどうかわからない、スピードがよく分からないなど、ご不明な点があればどんどん質問してくださいね。
いつでも質問は大歓迎です(^^)♪

一緒に練習していきましょう。